RealDesignTech、スクリーンスポーツ特許の出願件数で世界トップ10入り
著者 Shaun Cheon
2024年3月3日、韓国特許庁(KIPO)は、2002年から2021年までに世界5大特許庁(IP5:韓国・米国・日本・欧州・中国)へ出願されたスクリーンスポーツ関連特許の分析結果を発表しました。この分析では出願件数の多い出願人のランキングが2つ示され、RealDesignTechはその両方に名を連ねました。2017〜2021年の直近5年間では世界5位、20年間全体では世界10位で、ゴルフゾン、SGゴルフ、トラックマンといったスクリーンゴルフの大手と並ぶ結果です(韓国特許庁, 2024)。
さらに、どちらのランキングでも上位10社の中でサイクリングを軸に技術を開発している企業は当社だけです。

スクリーンスポーツの技術開発をリードする韓国
スクリーンスポーツとは、スクリーンの前でゴルフのスイングをしたり、ボールを打ったり、自転車をこいだりできる室内型シミュレーターの分野です。スクリーンゴルフやスクリーン野球から、バーチャルサイクリングまでが含まれます。韓国特許庁によると、20年間にIP5へ出願された関連特許は2,938件で、2002年の49件から2021年の203件へ、年平均7.8%のペースで増えました(韓国特許庁, 2024)。
このうち韓国の出願人が1,715件(58.4%)を占め、国別で世界1位となりました。続いて米国500件(17.0%)、日本262件(8.9%)、中国188件(6.4%)、デンマーク119件(4.1%)の順です(The Asia Business Daily, 2024)。韓国特許庁は市場の見通しにも触れています。2023年の市場調査を引用し、世界のスクリーンスポーツ市場は2022年の約32.2億ドルから2029年には約83.4億ドルへ、年平均約13.1%で成長すると予測しました。国際規模のスクリーンゴルフ大会の発足で、さらに注目が高まると期待されています(韓国特許庁, 2024)。

わずか5年で世界トップ10へ
20年間のランキングでは、ゴルフゾンが463件(15.8%)で1位、SGゴルフが132件で2位、トラックマンが119件で3位でした。RealDesignTechは30件、2002年以降にこの分野で出願された全体の1.0%で10位に入っています(Newsis, 2024)。
注目したいのは出願の時期です。30件はすべて、韓国特許庁が分析した直近5年間(2017〜2021年)に出願されたものです。この期間に絞ると、RealDesignTechは世界全体の出願1,088件のうち2.8%を占め、世界5位に浮上します。4位のリアル野球ゾーンとの差はわずか1件で、エックスゴルフ、ユニバーサル・シティ・スタジオ、フルスイングゴルフを上回りました(韓国特許庁, 2024)。
10位から5位への5つの順位上昇は、両方のランキングに入った企業の中で最大です。直近5年の上位10社に入った韓国企業5社の累計シェアは29.0%に上ります。

ランキング唯一のサイクリング企業
他の上位出願人を見ると、共通点が浮かび上がります。多くはゴルフシミュレーターや弾道測定器のメーカーです。リアル野球ゾーンはスクリーン野球、ユニバーサル・シティ・スタジオはテーマパークのアトラクション、個人発明家の1人は複数競技に対応するシステムで出願しています。どちらの上位10社でも、自転車を中心に技術を開発しているのはRealDesignTechだけです。
この方向性は業界の流れとも重なります。韓国特許庁の分析で最も伸びたのは、動作センサーやボール追跡などのセンシング技術でした。出願件数は2012〜2016年の94件から2017〜2021年の177件へと88.3%増加し、可視化技術も同じ期間に48.3%増えています。韓国特許庁はこれを、スクリーンスポーツをより臨場感のあるものにするための技術開発の成果と分析しています(韓国特許庁, 2024)。
臨場感こそ、Ultiracerが目指すものです。固定されたフレームでペダルをこぐだけではなく、実際の道路と同じように体を傾け、ハンドルを切り、バランスを取ることができ、その動きが画面の中のコンテンツと連動します。今年初めにUltiracer NEOがCES 2024イノベーションアワードのデジタルヘルス部門で受賞したのも、同じ考え方によるものです。
Ultiracerにとっての意味
韓国特許庁生活用品審査課のイ・サンホ審査官は、スクリーンスポーツはバーチャルリアリティ技術の進歩に支えられ、屋外スポーツの代わりという役割を超えて新しい文化として定着していくとし、世界的な技術競争が激しくなるなか、特許競争力の確保が重要になると述べています(The Asia Business Daily, 2024)。
私たちも同じ考えです。スクリーンゴルフを世界的な産業に育てた企業と並んでランキングに入ったことは、韓国のスクリーンスポーツ技術がサイクリングへと広がっていること、そしてUltiracerが独自の特許基盤の上に成り立っていることを示しています。これからも、すべてのライドを支える研究開発に投資を続けていきます。
Ultiracerについて詳しく知りたい方、施設への導入をご検討の方は、お気軽にお問い合わせください。
参考文献
- 韓国特許庁. (2024年3月3日). 스크린스포츠 특허출원, 한국이 세계 1위[スクリーンスポーツ特許出願、韓国が世界1位][報道資料]. https://www.kipo.go.kr/ko/kpoBultnDetail.do?menuCd=SCD0200618&ntatcSeq=20038&sysCd=SCD02&aprchId=BUT0000029
- Jeong, I. (2024年3月4日). Korea ranks No.1 worldwide in screen sports patent applications share. The Asia Business Daily. https://www.asiae.co.kr/en/article/2024030408300296880
- Kim, Y. (2024年2月29日). 한국 20년간 전체 출원의 58.4% 차지, 스크린 시장 선점[韓国、20年間で全出願の58.4%を占める]. Newsis. https://mobile.newsis.com/view/NISX20240229_0002644922